こんにちは。ももぶぶです!
この度戦略ファームを中心に転職活動をし、たくさんの面接を受けました。
結果的に転職せず、現職に留まるという選択をしましたが、貴重な経験が出来ましたので、サマリーを共有したいと思います。
各面接の詳細については、それぞれの面接体験記をご覧ください。
これから戦略ファーム/総合ファームへの転職活動をしてみようという方、今まさに採用面接を受けられている方々の参考になれば幸いです。
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1.適性検査
はじめに適性検査について説明します。釈迦に説法とは思いますがお付き合いください。
私が転職活動したときは、この辺りの情報がネット上にはあまりなくて困惑しました。参考になれば幸いです。
1.1 適性検査の目的
適性検査の目的はずばり、「候補者がケース面接を受けるに足る実力の持ち主なのかを確認する」ことだと思います。
実力という漠然とした表現をしてしまいましたが、特に試したいのは候補者の処理能力の高さだと思います。
各ファームで問題は異なっていましたが、難しい問題にじっくり取り組むというよりは、少し考えないといけない問題を矢継ぎ早に解くというコンセプトだったように感じました。
1.2 戦略ファームによる適性検査の種類
適性検査は受けるファームによって異なりましたが、大別すると次の3通りでした。
- ① 全く不要なファーム
- ② SPI
- ③ 玉手箱orその系列の試験+(独自問題)
実際には、①はドリームインキュベーター(DI)、②はボストンコンサルティング(BCG)のみでほとんどは③のパターンでした。
③のパターンでは、各ファームの望むように問題の内容や構成がカスタマイズされており、それぞれに対して対策をするのは大変でした。
1.3 適性検査の必要正解率と対策
エージェントの情報によると戦略ファームでは85%以上の正解率が必要とのことです。
そもそも適性検査で落とされては、採用活動のスタートラインにも立たせてもらえないので、多少なりとも対策をする必要があると思います。
対策は一般的なSPIや玉手箱の問題集を使いました。使い慣れた問題集でOKだと思います。
1.4 適性検査対策時の注意点
適性検査を通過しないとケース面接に辿り付けないのは事実ではあるものの、一方で戦略ファームへの転職活動で最も大切なのはケース面接です。
適性検査の対策に気を取られて、ケース面接の対策を怠らないように気を付けてください。
私の場合は、玉手箱に不慣れだったため、対策に3週間程度要しました。
なぜ3週間もかかるかと疑問に思われるかもしれませんが、現職の仕事があるからです。
学生の時の気分でいたら痛い目を見ます。
その結果、後述のとおり、対策が不十分なままケース面接に臨むことになってしまいました。
当たり前ですが、現職の仕事は適性検査の準備スケジュールのことは考えてくれないので、十分に余裕をもって準備しましょう。
できることなら、きちんと適性検査とケース面接の対策に目途が立ってから、戦略コンサルの採用面接に応募することを強くお勧めします。
2.各戦略ファーム選考のサマリー
私が選考を受けた戦略ファームでどの段階まで選考が進んだのかと、選考を受けた際の感想をまとめてみました。
最終的に戦略ファームに行かない選択をした人間の情報や感想は稀有だと思っています。何かの参考になれば幸いです。
なお、最終面接まで進んだファームの最終的な合否については内緒とさせてください。
2.1 ドリームインキュベーター(DI):適性なし→一次面接不通過
適性検査はありませんでした。
同時に複数の戦略ファームに応募したため、他の適性検査がある戦略ファームに先んじて面接が始まりました。
戦略ファームの受験を始めて1か月程度で、各社で異なる適性検査への対策も忙しく、この時点では明らかに準備不足でした。
当然のことながら、結果は燦燦たるものでした。恥は別の記事で晒します。
正直、はたからどう見ても準備不足の状態で面接を受けさせたエージェントの神経を疑いました。
エージェント選びについても思うところがあるので別途共有しようと思います。
2.2 マッキンゼー(McKinsey):適性通過→一次面接不通過
適性検査は、2つありました。
1つ目は玉手箱の自宅受験版で、内容は言語理解と計数理解でした。
2つ目は、問題解決能力を問うゲーム形式のオンラインテストがありました。
詳しい内容はお話できませんが、このゲーム形式のテスト、めちゃくちゃ面白かったです。どういう採点基準なのかすごく興味があります。
こんなテストを出してくるなんてさすがMcKinseyと感動した覚えがあります。
面接は一次面接→最終面接というのが典型的な流れのようですが、一次面接で不通過でした。
面接の手応えはかなり良かったのですが、どうやら応募した職種にミスマッチがあったようです(完全に個人の主観なので、単に面接の出来が悪かっただけかもしれないことを断っておきます)。
また、マッキンゼーや戦略コンサルに対する憧れのような気持ちを削ぎかねない不快な出来事もありました。
どんな経緯にせよ結果は変わらないので、言い訳はしません。
マッキンゼーは残念ながら不通過でした。
2.3 Strategy&:適性通過→最終面接
適性検査は、TG-WEBのテストセンター版で、試験内容は言語と計数、英語でした。
テストセンターまで出向かないといけないのと、時間制限が短い暗算問題がいっぱい出るのとで印象に残っています。
言語は迷う選択肢が多く手応えがつかみづらい問題、英語は他の問題の難易度と比べると比較的簡単でした。
面接は最終面接まで進みました。
反射的な回答を求められる面接というよりは、深く考えられるかを問う面接が多く、考える間待ってくれて驚きました。他の戦略ファームとは少し毛色が違う印象です。
面接官は温和な方が多かったように思います。
2.4 ボストンコンサルティング(BCG):適性通過→最終面接
適性検査は自宅受験のSPIで、他の戦略ファームと異なり唯一一般的な試験でした。
久しぶりに受けましたが問題形式はほとんど変わっていなかったです。
個人的にはSPIが全問正解するのは一番難しいような気がしています。
どうしても時々ドはまりしてしまう問題があって、時間ばかり過ぎて行く、ヤバイ、次に進まなきゃという瞬間が訪れます。 私だけでしょうか?笑
面接はこちらも最終面接まで進みました。
一次面接のマネージャの方はそうでもなかったですが、パートナーの方は軒並み鋭くてドライな雰囲気でした。
組織も大きいのでいろんな方がいらっしゃるのでしょうが、そんな印象です。
2.5 ベイン(Bain):適性通過→最終面接
適性検査は自宅受験の玉手箱で、内容は言語、計数、パーソナリティでした。
時間は足りなくなりますが個人的には玉手箱の問題は好きです。
推理系の問題はハマると抜け出せなくなるのであまり得意ではありませんが、計算の問題は割と性に合っています。
面接はこちらも最終面接まで進みました。
面接官の方は一貫して人当りが良く、でも発言は鋭くて、短い時間でポンポンと会話のキャッチボールが続いていくイメージでした。
面接官の方が釈然としないところは納得できるまで突っ込んできたのが印象に残っています。
普段の仕事の仕方が垣間見えたような気がします。
3.まとめ
以上、長くなりましたが、適性検査の内容を前置きに、各戦略ファームの選考について整理してみました。
皆様の参考になれば幸いです。
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